服作りって簡単?大変?初心者が一から服を作ってみた感想

初心者が一から服を作ってみた感想

「こんな服がほしいな」と思うものの、なかなか理想のもの見つからない……
「いっそのこと作ってみる?」と思い立ち、自分で服を作ってみることに。

自分の服を一から作るのは初めてですが、服作りに挑戦してみました!
「初心者でもできる?完成まで辿り着ける?」という心配はありましたが、無事完成。

ただ、なるべくシンプルなパターンで簡単な作り方のものを選んだつもりでしたが、服作りの大変さを目の当たりにしました。

もふ
もふ

率直な感想としては、服作りって色々大変!
ドール服や小物を作るのとは労力が違う感じ……

ここでは、初心者が自分用に服を作ってみた感想をご紹介。
大変だったポイント、事前に把握しておいた方がいいことなどをお伝えしていきます。

「服を作ってみたいな」と感じている方のご参考になれば幸いです。

筆者の洋裁レベルについて

普段からたまにドール服などを作ってはいるので、ミシンに対しては全くの初心者ではありませんが……
「真っすぐ縫う」「ジグザグミシン」くらいしか使っていないレベル。

  • 人用の服を作った経験はなし
  • 所持しているのは家庭用ミシン。ロックミシンはなし

「地直し」「接着芯」などの洋裁キーワードは一応わかるものの、実戦経験はないに等しいくらい。

もふ
もふ

ハンドメイドは好き、基本的なミシンの使い方くらいならわかるかなというレベルです。

作ってみたのは「割烹着」

ロング丈のワンピースのようなシルエットの割烹着を作りました。

割烹着は市販でも売られてはいますが、イマイチしっくりくるものがない……
ちょうど素敵な型紙を見つけたこともモチベーションの1つになりました。

もふ
もふ

自分で作ったと思うと愛着もかなり増す気がします。
完成したものを見て「大事に使おう、いっぱい使おう」と思えました!

割烹着

ほぼ直線が縫えればOKの簡単さからyanさんのおしゃれ割烹着の型紙を使用させて頂きました。

シンプルだけどふわっと可愛いシルエット。
家事のテンションも上がる気がします!

割烹着

ただ、やはり初めてだと要所要所で躓いたポイントが。
初心者の服作りで大変だったこと・困ったことをご紹介します。

初心者の服作りで大変だったこと・困ったこと

正直ミシンの出番がくる前の段階から色々と迷うことが……

服作りで困った・大変だったポイント
  • 生地の選び方がわからない
  • パーツが大きく縫う範囲が広い!作業に根気が要る
  • やり直しになると大変
  • 完成までは何時間もかかる

生地の選び方がわからない

自分用の服となると、デザインや色だけでなく生地の厚さ・丈夫さなども気にかけたい気持ちに……

「乾きやすさ・汚れ落ちのよさも重視したいのでリネン生地かなぁ」と思いましたが、リネン生地といっても種類は豊富。
「どれにしたら……」という点で延々悩みました。

結局、使用した型紙と共に紹介されていた「大塚ネットショップ」さんの北欧調カラーのハーフリネン生地を使用。

大塚屋ネットショップ 北欧調カラーのハーフリネン

ショップのページにレビューがない点が心配でしたが、SNSではこの生地を使用して作成した方の投稿をいくつか発見!

ネットで生地を買う場合は、レビューの他にもSNSでの投稿(公式アカウントや生地名で検索)も参考になると思います。

パーツが大きく縫う範囲が広い!作業に根気が要る

ドール服を作るので縫うのは多少慣れている気がしていましたが、ドール用と自分用で圧倒的に違うのは大きさ。

端の処理で全体にジグザグミシンをかけるだけでも、範囲が広くて結構大変でした。

割烹着作成 ジグザグミシン
もふ
もふ

単調ではありますが、やらなくてはいけない作業。

服作りって根気がいるなと実感。

ロックミシンがなければジグザグミシンで代用可

服の端のほつれ防止ってロックミシンのイメージがありましたが、ない場合はジグザグミシンでも十分代用可能。

端は全てジグザグミシンで処理しましたが、使用や洗濯を繰り返していますが、特にほつれは気になっていません。

やり直しになると大変

ウエスト部分にギャザーを寄せる工程がありましたが、上手く寄せられず……
一度その部分を全て解き、糸調子を弱く縫い目の長さを長くしてやり直しました。

2mほどの糸を解くだけでも30分以上かかり、やり直すのがかなり大変でした(汗)

工程によっては広い範囲を解くことになるので、やり直すだけでもかなりの時間と労力がかかります。

もふ
もふ

1つ1つ確認しながら慎重に進めるのが大事だなと実感しました。

完成までは何時間もかかる

直感的にどこを縫えばいいかわかるし、真っすぐ縫えればほぼOKで結構作りやすいパターンを選びましたが、人の服って意外と大きく、型紙を写す・切る・縫うの全てのステップで想定よりも時間がかかりました。

割烹着作成

一度やり直したこともあり、トータルで10時間以上は要したように思います。

もふ
もふ

パパっと作れるものではないので、根気よくできる方が楽しめる気がします。

初心者が服を作ってみて思った「はじめての服作り」で注意したいポイント

実際作ってみて気付いたことがいくつかあります。
「服を作ってみたいな」とお考えの方は、以下の点に注意した方がいいように思います。

  • なるべくシンプルなデザインの服を選んだ方がいい
  • 縫いやすい厚さの生地を選ぶことは重要
  • 作成に数日かかることを覚悟しておくことが必要
  • 「手作り=コストを抑えられる」とは限らない

なるべくシンプルなデザインの服を選んだ方がいい

「服作りは初心者」という方なら、まずはなるべく「凝ったデザインのないシンプルなもの」からスタートされることをお勧めします。
実際作ってみて感じましたが、「簡単」「初心者向き」と紹介されているものでも、はじめてだと結構大変。
難しさを感じる部分があると、「もういいや」となってしまいそうな気がします……

まずは服作りのステップを学ぶことを重視して、簡単なものからスタートした方がいいかなと思います。

縫いやすい厚さの生地を選ぶことは重要

生地って重ねて縫ったり、端を中に折り込んで厚みのある状態を縫ったりするので、生地の厚さで縫いやすさが変わるように思います。

もふ
もふ

ドール服を作っていても思うことですが、伸縮のいい生地や薄い生地は結構縫いにくいです。
また、デニムのように厚手の生地も上手く針が進められず失敗しやすい気が……

生地を購入するときは、以下の点を要チェックです!

  • その生地はどんなものを作るのに向いているか
  • その生地を実際に使った人の感想

作成に数日かかることを覚悟しておくことが必要

型紙をつくり生地に写してカットするだけで数時間使いました(汗)
私がテキパキ段取りよく進められなかった所為もありますが……

頭では段取りをわかっているつもりでも、実際やってみると思いの他時間がかかりました。

また、縫うのって結構集中力がいる気が。
ぶっ通しで作業できず、集中力が続く範囲で毎日少しずつ進めていったので、完成までに1週間かかりました。

はじめての方は、何日かかかることを想定しておいた方がいいかなと思います。

「手作り=コストを抑えられる」とは限らない

ハンドメイドって自分で作る分、既製品を買うよりお得なイメージがありましたが……
生地によっては結構お値段がするので、お得感はそれほどないなと思いました。

私が購入したハーフリネン生地は約1m×3m分で、送料含め3,520円(税込)。

「1m〇〇円で10cmごと指定できる」というようなケースが多いですが、丈が長いこともあり必要な生地サイズも大きめになった結果、結構お値段がかかったように感じました。

ハーフリネン生地
もふ
もふ

これに作る時間と労力を考えると、お得さはあまり感じない気がしました。

選ぶ生地にもよると思いますが、「コストを抑えるため」という目的で服を作るのは、あまり結果が見合わないかもしれません!

まとめ

初心者が一から服を作ってみた感想をご紹介しました。

ミシンの使い方がわかるなら、はじめてでもできそうな気はしますが、実際やってみると思っていたより大変に感じるポイントが多かったです。
ただ真っすぐ縫うだけでも、範囲が広くて結構大変。
時間も集中力も必要でした。

しかし、完成品を見ると達成感がすごいし、自分で作ったものなので愛着もすごい!
興味がある方は作ってみる価値は大いにあると思います。

なるべくシンプルで簡単に作れるパターンでスタートすることをお勧めします。