「ドール服を作りたい!」と思ったときの必須アイテム型紙。
しかし、服作りが初めての場合「型紙はどうやって使うの?」と疑問に思うこともあるかなと思います。
ここでは、印刷した型紙の使い方をご紹介。
型紙を使って生地に型を写し、裁断するまでの手順を細かくご紹介していきます。
「型紙の使い方を確認したい」という方はぜひチェック!
型紙のダウンロード方法
本サイトでは型紙を無料で公開しています。
服の作り方の記事の最初の方で「メルちゃん袖チュールワンピース型紙」のように、型紙へのリンクを貼ってあります。
クリックして開いたページをA4サイズで印刷すれば準備はOKです。
上の画像では3つのパーツが描かれていますが、実際に生地を裁断して用意するパーツの数はこちらです↓
- 前身頃・・・1つ
- 後ろ身頃・・・2つ(左右対称に1枚ずつ)
- 袖・・・2つ
3つある型紙のパーツを使って、計5つのパーツを用意します。
「わ」と書かれているパーツ(上の画像では「前身頃」と「袖」)は片側しか描かれていないものです。
型を写す際に反転させて反対側を繋げて描きます。
「袖」は同じものを2枚用意して下さい。
「後ろ身頃」は左右対称で1枚ずつ必要なので、1枚は型紙をそのまま描き写したもの、もう1枚は裏返して描き写したものを用意します。
【型紙を生地に描き写す】生地を裁断するまでの手順
ここから型紙を使って生地を裁断するまでの手順をご紹介していきます。
1.型紙をカット
パーツごとに型紙をカットします。
外側の縫いしろを含めた線でカットして下さい。
2.生地の方向を確認
型紙を配置する方向を確認するため、生地の縦横を引っ張り、伸びやすい方向と伸びにくい方向を確認します。
伸びにくい方向に沿って裁断した方が型崩れしにくくなります。
3.型紙を生地に配置して型を写す
型紙に矢印が描いてあるので、伸びにくい方向に沿うように配置して下さい。
型紙の周りをチャコペンなどでなぞり、型を写していきます。
ここで注意したいのが生地の表と裏。 線は生地の裏側に描きます。
生地の表裏の見分け方は以下の記事でご紹介しているので、チェックしてみて下さい。
◇前身頃の場合◇
「わ」と書かれているラインで型紙を反転させて残り半分の型を写します。
もしかしたら若干ずれが生じているかもしれませんが、多少ずれても大丈夫!くらいの気持ちで描いてしまっています(汗)
売り物の場合は話が別かもしれませんが、子供用など趣味の範囲なら神経質になりすぎなくてもいいかなと思っています。
◇後ろ身頃の場合◇
型紙を配置し外周を写した後、型紙の裏側を上にして同じように型を写します。
これで縫いしろを含めた線で型を写し終わりました。
私はいつもここまでできたらカットしてしまいます。
仕上がり線は大体0.5cm内側ということを意識して作っています。
しかし、慣れない内は縫ったり折ったりする目安があった方がいいかもしれません。
心配な方は仕上がり線も描いておきましょう。
1.型紙を下の縫いしろ部分のみ残して、仕上がり線でカットします。
2.カットした型紙を配置し、下側以外の仕上がり線を記入します。
※前身頃の場合は、このとき中心に印を付けておくと反転したときのずれを防げます。
3.型紙の下側の縫いしろをカットしてから生地に配置し、下側の仕上がり線も記入します。
4.線のとおりにカットする
生地に線が描けたらあとはカットすればOK。
ほつれやすい生地の場合は、生地の端にジグザグミシンをかけたり、ほつれ止め液を塗ったりすることで扱いが楽になります。
どの方法がほつれにくい?
生地がほつれないようにするにはミシン・ほつれ止め液ではどちらの方が有効か、以下の記事で検証しています。
端の処理方法について気になる方は、ご参考にして頂けたらと思います。
チャコペンが使えない!
そんなときは生地に型紙をとめてカット
Tシャツ生地など伸縮がいい生地や目の粗い生地の場合、チャコペンで生地に線が描けない場合も。
そんなときは、型紙をまち針で生地にとめます。
切る部分を指で押さえながら、ずれないように切っていきましょう。
前身頃など「わ」と書かれているパーツを裁断する場合
生地を二つ折りにして、折り目に「わ」のラインがくるように型紙を配置して切って下さい。
まとめ
型紙の使い方についてご紹介しました。
私もドール服作りをはじめたばかりの頃は、型紙の使い方がわからず苦戦した覚えが……
何を何枚用意するかしっかり把握することが大切です。
慣れない内は生地に仕上がり線も描いておいた方が目安があっていいと思います!
ここまで準備できたら、後は縫うフェーズです。
ドール服作りを楽しんでいきましょう♪