ドール服に興味はあるけど家にミシンがない！
手縫いで服を作るのは難しいような気がしますが、ミシンがないならやり方を工夫。
手縫いでも比較的簡単にドール服が作れます！
ここでは、ドール服を手縫いで簡単に作るやり方をご紹介。
手縫いで簡単にドール服を作るには……
着古した服をリメイク
「手縫いでも簡単に服を作りたい！」なら、縫うところをなるべく減らすことが重要。
生地を普通に裁断していては縫製が必要な箇所が多く大変です。
手縫いでドール服を作るなら、着なくなった自分の服をリメイクするのがおすすめ。
既に縫製されているところを使えば、手縫いが必要な部分を大幅にカットすることができます！
実際に手縫いで作成した服がこちら
実際に着古した服からリメイクしてみた「ぽぽちゃんの服」です。
着古した服をリメイクして作ったので、後ろから見ると既視感があるかもしれません。
ちいぽぽちゃんに着せてみるとこんな感じ。
手縫いでドール服を簡単に作るポイント
上で紹介した服は着古したシャツから作成。
シャツの裾をドール服の身頃の裾や袖口に当てて裁断することで、手縫いが必要な箇所を大幅に減らすことができました。
シャツの前側に付いているボタンを活かすことで、ドール服で必要な留め具も不要に。
- 身頃の裾
- 背中側の縫いしろの処理
- 背中の留め具の取り付け
- 袖口
肩や袖ぐりなど表からは見えない部分を中心に手縫いすればOKに。
- 襟ぐり
- 肩
- 袖ぐり
- 脇下
また、トップス以外にもスカートの裾を裁断して使えばスカート作りも簡単に。
裁断した生地を輪にしてサイドを縫った後、ゴムを通してウエスト部分を縫えば完成。
実際に作ってみたものがこちら。
生地の端の処理は「ほつれ止め液」を使えば簡単
切りっぱなしの生地の端はほつれやすいもの。
端の処理をしていないと内側からの見た目は結構気になります。
まぁいいかと端の処理をしないで縫ってしまったので、縫いしろにボロボロ感が……
見た目が悪いので端の処理をすることをお勧めします。
手縫いでも生地の端をかがり縫いすればほつれ止めになりますが、裁断した箇所を全て縫うのは結構大変。
簡単に端の処理をしたいなら、ほつれ止め液の使用がおすすめです。
ほつれ止め液は「厚い生地の場合、塗ってもほつれやすい」「水に弱い」などの欠点もありますが、それ以外の場合はしっかりとしたほつれ止め効果が得られることを検証済みです。
ミシン&ほつれ止め液の効果を検証！生地の端はどう処理するのがいい？ 
手縫いでドール服を作るメリット・デメリット
実際に手縫いでドール服を作ってみて感じた、手縫いのメリット・デメリットをご紹介。
手縫いのメリットは？
- ミシンで縫うのが難しい部分を簡単に縫える
- やり直しがしやすい
ミシンを使う場合、襟ぐりや袖ぐりといったカーブしている部分を縫うのは結構難しいもの。
手縫いならそんな難しい部分も指で押さえながら少しずつ縫い進められるので、失敗なく縫えます。
もしも縫い直したいとなった場合も、ミシンで縫った細かな縫い目をほどいていくのは結構時間がかかりますが、ミシンよりも糸が太く目も大きい手縫い部分なら、簡単にほどいてやり直せます。
手縫いのデメリットは？
- 時間がかかる
- 縫い方が仕上がりに大きく影響する
縫製されているところを使ったことで縫う箇所は減っていますが、手縫いの場合はやはり時間がかかります。
ミシンで縫えば一分もかからないところでも手縫いだと数分かかります。
襟ぐりは表からも縫い目が見える部分。
縫い目の間隔が広いと見た目がカッコ悪いです。
手縫いの場合、縫い方が粗いと仕上がりが気になることも。
ミシンがあった方が作れる服の種類が増える
手縫いでも着古した服を使えば比較的簡単に服を作れると思いますが、ミシンがあった方が各段に楽ですし、作れる服の幅も増えます。
ぽぽちゃんサイズの服の作り方について、こちらの記事でご紹介しています。
【ぽぽちゃんの服の型紙＆作り方】初心者でもOK！難易度評価付き 手縫いでももちろんできないことはありませんが、ミシンを使って好きな柄の生地で縫い進めた方が、配色やデザインにこだわった服作りができます。
メルちゃんサイズの服の型紙と作り方はこちらでご紹介。
【メルちゃんの服の型紙＆作り方】初心者でも簡単＆着回しも楽しめる！ 手縫いで服を作ってみて「もっと作ってみたい」と思うのなら、ミシンを使えばもっと服作りが楽しくなるはず！
手縫いで一着作ってみたことで、もっと作ってみたい気持ちが上昇！
ミシンを購入する決心がつきました。
ちなみに私はブラザーのコンピュータミシンを購入。
私は「PS205」型を購入しましたが、数年前なのでもう廃盤になってしまったよう……
現行品はPS202/ 203、PS202X/ 203Xのようですが、「X」が付いている方が新しいモデル。
縫い性能や最高速度がアップ、デザインが変わりふところサイズが大きくなっているようです。
まとめ
手縫いでドール服を簡単に作るコツをご紹介しました。
一から全て縫うのは大変なので、なるべく縫う必要がある部分を減らすことが重要。
トップスやスカートの裾を使うのがポイントです。
そして手縫いでも服を作ることはできますが、ミシンを買ったことで格段に作業スピードは上がりました。
作れる服の幅が増えたので、購入してよかったと思っています。
手縫いで作ってみて「もっと作りたい」と思えたのなら、ミシンを購入することを強くお勧めします。
